以前の記事でも少し触れましたが、先月末ピアノを購入しました。
高校卒業以来,、10数年ぶりに真面目に練習中。これから少しずつピアノの練習記録などもブログに綴っていきたいと思っています。
まずは、私とピアノの歴史と、今練習している曲についての記録を。
私とピアノ
レッスンに通い始めたのは4歳頃のこと。最初はYAMAHAの幼児コースに入っていました。「ピアノをやりたい」と言った記憶はなく、母にすすめられて何となく始めたのかな?
小学校中学年~高校までは一日2時間毎日練習。コンクールやら発表会やらの行事が結構忙しく、季節ごとに課題曲を譜読みしてある程度まで仕上げて…の繰り返し。「ピアノが好きだから弾く」というよりは「コンクールの予選で落ちるのは嫌だなぁ」とか「発表会で恥かきたくないなぁ」とか、かなりネガティブな動機で練習を続けていました。
それなりに指は動いて楽譜通りに弾くことはできたけど、曲の持つ情熱やロマンスといった部分を本当に理解して表現できていたかは疑問。先生が言う「キラキラした音で弾いて」「ホルンのような音で(ピアノなのに…!)」という指導も分かったような分からないような、出来ているのか出来ていないのか、釈然としない感覚のままでした。
中学卒業時の発表会でメンデルスゾーンの厳格なる変奏曲を弾いたのが技術的なピーク。高校に入学してからは理数系への進路も定まり、「音大には行かないしこれからは自分の好きな曲、楽しい曲を弾こう!」と思ってみたりもしましたが、やはりピアノが楽しいという感覚はあまりなく、大学入学を機にスパッと練習をやめてしまいました。
そこから10数年間、ピアノにはほとんど見向きもしなかったのにどうして急に弾きたくなったのか…。
映画「ボヘミアンラプソディ」の中でフレディが華麗にピアノを弾いていたから。Amazon musicでクラシックの楽曲をいくつかDLしたから。ほかにも思い当たる理由はいくつかあるのですが、私の中でくすぶっていたピアノへの興味が、多方面からたまたまタイミング良く刺激され、一気に加速したような感じです。
AvantGrand(アバングランド) N1X
「もう一度ピアノを弾きたい!」と思い立ってすぐピアノ選びを開始。マンション暮らし&寝かしつけが終わった夜間の練習になるため消音機能の付いた電子ピアノ一択。
YAMAHAでクラビノーバをひと通り指弾させてもらったのですが、いまいちしっくりこず。「それでは」と勧められたアバングランドの弾き心地が気に入りエントリーモデルの「N1X」を購入しました。
アバングランドシリーズ、「ピアノアクション」が搭載されていてタッチはかなり本物に近いです。強弱も自在につけられます。ただし、ペラペラタッチでも良い音が出てしまって、「キラキラした音」「ホルンのような音」みたいな弾き分けは出来ないかも。(私のテクニックの問題かもしれない)
もちろん、ゆるゆる大人のピアノ再開に際しては十分すぎるレベルのピアノ。自分のお小遣いから買ったこともあり愛着あり!大切に使っていきたいと思います。
2019年5月現在練習している曲
DOHNANYI 指の練習
各指のアイソレーションや和音の抑え方など基本的なテクニックのおさらいにDOHNANYIの「指の練習」を使っています。(私が持っている20数年前の楽譜とは表紙が変わってますね。)
片手ごと、ゆっくりじっくり。みっちりやると指が温まってタッチがしっかりしてくるのがわかるので、時間がない時でも これだけはさらうようにしたい…。
冒頭に各ドリルの難易度がランク分けされているので、一番簡単なレベルを優先的にやっています。
モーツァルト ピアノソナタ第13番変ロ長調 Kv333 一楽章
いつかのコンクールの課題曲。一度練習している=譜読みのストレスが少ないのがありがたい…。
モーツァルトらしいキラキラと明るい楽曲です。
右手と左手のバランスや、動きの速いパッセージで音符の粒を揃えることなど、基本的なテクニックを一つずつ確認していきたい。
辻井伸行 パガニーニ・ラプソディXVⅢ
Amazon musicで出会った楽曲。演奏時間2分50秒、楽譜にして3ページというコンパクトさが新曲挑戦へのハードルを下げてくれました。短い中にもドラマがあり演奏映えする作品だな、と思います。
連続する3連符の扱いに苦戦中。リズムを意識しすぎると、もたついて曲が流れなくなってしまいます。
ペダルを踏んだり、曲そのものの持つ美しい雰囲気に乗っかって、なんとなく胡麻化して弾いてしまいそうになるのですが、しっかりしたタッチを心掛けて丁寧に練習したいと思っています。
今後の目標
まだ自分の中で課題をはっきり意識できる段階(明らかな下手!)なので、とりあえず一人で練習していますが、そのうち行き詰まるのは目に見えているので、今練習している2曲がとりあえず弾けるようになったら、体験レッスンに行ってみたいなぁと思っています。今後それなりに曲が仕上がってきたときに「じゃぁ次の曲にいきましょう」という判断も自分ではできない気がするし、その時々の自分にあったレベルの曲も先生に選んでもらえたら嬉しい。
練習の進捗状況については今後もちょこちょこブログに綴っていけたらいいな、と思います。
少しずつでも上手になれるようめげずにコツコツ頑張ります。
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