「30歳を迎えたら、長く使える上質な腕時計を。」と決心してからはや数年。
「時間を確認する」だけならスマートフォンでも充分。更に、仕事中は衛生のため腕時計は付けられない(付けたり外したりすると、なくしそう)。
ちょうど妊娠・出産という大きなイベントも重なり、「欲しいなぁ」という気持ちが宙ぶらりんになったまま、すっかり後回しになっていたのですが。
人生のステージが進むにつれ、目上の方と接する機会や会食、子供の学校説明会など「ここでスマホを見るのどうなの?」という機会が増えてきました。何より、ふっと時計に視線をやる仕草が、大人の女性らしい、エレガントで嗜みのある振る舞いだと改めて感じ、時計熱が再燃。
夫の「買ったらいいじゃん」という鶴の一声もあり、「30代を共に過ごす運命の一本」を購入することになりました。
カルティエの時計
本当は色んなブランドを視野に入れて検討するのが良いのだと思いますが…。最初の一本は「エレガント」で「華やか」なカルティエにしよう!と決めていました。
30代にして初カルティエです♪
購入したい時計の条件は、デイリーに、気負いなく使えるもの、ということで、こんな感じ。
・スティールブレスレット
・シンプルな文字盤
・女性らしいサイズ感
・石なし
店員さんにも希望をお伝えして、いくつか試着させていただきました。
タンク
まずはカルティエと言えば、の「タンク」。
実は、雑誌で良く紹介されいるイメージもあり、8割方「タンクにしよう!」と決めて出かけたのです。タンクフランセーズかタンクソロか、細かいところを試着して見極めればいいかな、と。
…が、実際に着けてみると四角いフェイス、直線的で硬質な印象のブレス、と「かっこいい」要素がなんとなく私に似合わない。手元だけ浮いているような。
あれれ?となって他のコレクションも見せていただくことに。
パンテール ドゥ カルティエ
続いて「四角いフェイス」繋がりの「パンテール」。
この時点では「大人の時計=四角いフェイス」という先入観が抜けなくて。
ブレスレット部分がしなやかで、タンクよりエレガントな印象。こっちの方が若干良いか、と思うものの、やはりピンと来ないのです。
サイズの問題かと思い、より小さい「ミニパンテール」も着けてみましたが、時計として使うには身長(164㎝)とのバランスが悪いみたい(これは、小さくて華奢な方が着けたら素敵だろうなぁと思いました)。
「う~ん」となっていたら、店員さんが「お客様には丸いフェイスがお似合いかもしれません。」と目から鱗のアドバイスを!
バロン ブルー ドゥ カルティエ
そして紹介していただいたのが「バロンブルー」。
「バロン」はフランス語で「風船」の意。その名の通り、曲線的で柔らかいデザインが特徴です。文字盤を覆うガラス部分も、ふんわりと膨らみ、どこから見ても丸みを感じる優しい印象。
着けてみて、すぐに「あ、これだ!」となりました。
対象として、同じく丸いフェイスの「ロンド ソロ ドゥ カルティエ」も試してみましたが、より柔らかな印象のバロンブルーがしっくり。
ブティックに訪れる前は、全く選択肢にも入っていなかったのですが、思いがけないお気に入りを連れて帰ることになりました。
帰宅してから調べてみると、キャサリン妃も愛用中とのことで更に嬉しく(ミーハー)!
自分に似合う時計
時計は、洋服に比べると小さな面積のアイテムですが「実際に着けてみる」ことの大切さを痛感しました。
骨格診断では誰もが認める「ウェーブ体型」。上半身がペラペラで、骨細の私のスタイルには、硬質でかっこ良い時計より、柔らかでエレガントなデザインがハマるみたい。
それは偶然、「目指したい女性像」ともマッチするものでした。
また、長く使うものだからこそ「流行り」ではなく、「自分に似合う」という軸を大切に選べたことを嬉しく思います。
外見だけでなく、私の内面にもリンクしてくれたお気に入り。30代の大切な一瞬、一瞬を共に歩んでいこうと思います。
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