娘と「ノンタン絵本の世界展」を見てきました。
元気なな白猫「ノンタン」が活躍する絵本シリーズ。「小さいころに読んだよ」というパパやママも多いのではないでしょうか?
私も実家に何冊か持っていて、ページをめくりながらヤンチャなノンタンの行動にハラハラしていた記憶があります。
娘にはまだ読んであげていなかったのですが、スマホで画像を見せると「知ってる!ノンタン!」と好反応。保育園で先生が読んでくれたのかな?
せっかく知ってるなら!と、絵本展へ出かけてみることに。小規模な展示でしたが、その分娘も最後まで飽きずに楽しむことが出来たようです。
ノンタン絵本の世界展
「世代を超えて愛される「ノンタン」の絵本。
1976年に最初の絵本「ノンタンぶらんこのせて」が刊行されてから来年で45年。アニバーサリーイヤーを控え、全国各地で「ノンタン絵本の世界展」が開催されます。
作者のキヨノサチコさんは、残念ながら2008年に逝去されていますが、彼女が作品に込めた熱い想いやメッセージを感じられる素敵な展示内容です。
展示内容
ノンタンの誕生秘話
これはちょっとびっくりだったのですが…、「ノンタン」のイメージは、新見南吉さんの「てぶくろかいに」に登場するキツネから産まれたそう。
最初はまっしろなキツネ の姿をしていましたが、出版社から「主人公は子どもたちに身近な動物が良いのでは?」とアドバイスがあり、今の子猫の姿になったそうです。たしかに猫の方がキャラクターとして親しみやすい気がします。
ノンタンのお友達紹介
ノンタンのお友達紹介コーナーでは、 「ぶたさん」はノンタンの一番のライバル、「くまさん」はリーダー的存在、など細かい性格が説明されていて興味深かったです。
「はちさん」(ノンタンが膨らませた風船を、チクンと刺すあの「はちさん」)はおまけ的存在かと思っていましたが「いつもみんなを見守ってくれていて、意思疎通もできる」という結構重要なキャラ設定!そういう目線で見返すと、確かに絵本のほぼ全ページに登場しています…。
原画・スケッチ
展示は絵本の原画やスケッチがメイン。
ほのぼのとした絵筆のタッチややわらかい色使いは、絵本で見るよりずっと優しい印象。ノンタンのギザギザした輪郭は猫の毛のフワフワ感を表現するために生み出されたそうです。
絵本のストーリーに沿った展示になっていたので、娘に読み聞かせをしてあげるような感覚で鑑賞できました。
塗り絵コーナーやのんたんへのメッセージボードもあり、娘も終始楽しそうでした。
グッズ販売
私が一番興奮したグッズコーナー。文房具やソックス、パズルなどたくさんのグッズが販売されていました。
絵葉書。あまり手紙を書く習慣はないのに、つい何種類も購入。
付箋も、使うあてはないのですが気が付けばかごの中に。ほのぼのと温かい雰囲気の絵に癒されます。
娘に好評だったのは折り紙。ノンタンやウサギさんなどかわいいキャラクターが折れるようになっています。
もちろん絵本の品揃えも豊富。展示されていた中で娘が一番気に入った作品を買って帰りました。
自分で選んだからか思い入れも強いようで、それから毎日「読んで~」とおねだりされています。お気に入りの絵本が見つかってよかったね。
展示会情報
入場料
一般 | 800円(600円) |
大学・高校生 | 600円(400円) |
中学生以下 | 無料 |
( )内は前売り及び団体10名様以上の割引料金。
サクッと30分もあれば回れる規模なので子連れでも気軽に行きやすいかなと思います。2021年まで全国で順番に開催されるようなので、ぜひ子供さんと一緒に出かけてみてください。
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