先日からはまっている天然酵母。
▽ホームベーカリーと天然酵母について▽
酵母が余った!どうする?
わが家のホームベーカリーの場合、ホシノ天然酵母を1袋(50g)で食パン約4回分の酵母が出来ます。
1週間日持ちするので、冷蔵庫に保存しパンを焼く度少しずつ使うのですが、計量の誤差により、最後は「パンを焼くには足りない量」が余ってしまいました。
また、日にちが経つにつれ酵母の元気が失われ、プクプク感が半減。
手作りパンの要とも言える「発酵」に失敗するのは残念なので、別の使い道を探すことに。
以前パン教室を開いていた母に良い使い道がないか尋ねたところ「スコーンを焼くと美味しいよ」とアドバイスが。丁度材料が揃っていたこともあり、早速挑戦してみました。
天然酵母を使ったスコーン
参考にしたのはmamapan webshopのレシピ。
余っている酵母の量に応じて、粉や卵も適宜増減させられます。(また、私は甘さ控えめが好みなのでお砂糖を20%減量しました)。
今回はスコーンの生地を2つに分け、「プレーン」と「レーズン×胡桃」の2種類を作ることに。
フィリングの量は「美味しそう」だと思う量を、目分量で入れても問題ない様子。あまりきっちり構えず、大らかに作っても失敗のないレシピだと思います。
プレーンスコーン
第一弾の「プレーン」スコーン。
冷蔵庫で二日間寝かせてから焼きました。層になって膨らんでいるのがおわかりでしょうか?
外はさくっと歯応えがありますが、中は一般的なスコーンよりふんわり。ムグッとのどに詰まる感じもなくとても軽やかです。また、粉の香ばしい風味を強く感じる気がしました。
小さめサイズに作ったこともあり、パクパクとつい手が伸びてしまうのが危険!家族にも大好評(^^)
レーズンと胡桃
第二弾は「レーズンと胡桃」のスコーン。
こちらは3日間寝かせた=発酵時間が長いので、より食感が軽やか。
素朴な味わいに、ドライフルーツやナッツの風味がよく合います。よりザクザク感の強い、全粒粉で作っても美味しいかも。
気軽に作れる天然酵母スコーン
天然酵母を使ったスコーン。一見難しそうですが、生地作りはワンボウルで簡単。
また完成した生地を冷蔵庫で寝かせておいて、好きな時に焼けるのも魅力的でした。
成型は包丁で好きな大きさにカットするだけ、焼き時間が15分前後と短いので、生地を事前に作っておけば、朝食用にさっと焼くことも出来ると思います。
紅茶葉を入れる、チョコレートを刻んで入れる、ドライフルーツやナッツの種類を変えるなどアレンジも自在に広がりそう。
余った酵母の使い道として、とってもおすすめです。
便利家電を上手に使って「丁寧な暮らし」
天然酵母を使った手作りスコーン。
「手作りのおやつ」「余り物を上手に使う」など、憧れる暮らしの要素が詰まっていて、自らの生活ぶりに対する満足感・肯定感も上がります。
それと言うのも、ホームベーカリーが簡単に酵母を育ててくれる環境があってこそなのですが…。
愛用中のホットクック然り、こういった文明の利器を上手く利用しながら、ロジカルに暮らしの質を高めていきたいものです。
ゆっくり発酵スコーンとざっくりビスコッティ
最後に、おまけのレシピ本情報。
高橋雅子さんの、イーストで発酵させるスコーンのレシピ。
実家の母もこの本を読んで、余った酵母をスコーンに使うことを思いついたそう。
私もパラパラと眺めてみましたが、フィリングの組み合わせがお洒落で、参考になりました!
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