【モンテッソーリ教育】「お母さんの『敏感期』」を読みました

知育・習い事
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育児に関して、世の中には様々な考え方がありますが、私が一番「いいな」「取り入れてみたいな」と思っているのがモンテッソーリ教育。娘もモンテッソーリの考え方を取り入れた幼稚園に通っています。

先日、ずっと気になっていた相良敦子さんの「お母さんの『敏感期』」ががKindle Unlimitedの読み放題対象本になっているのを発見!早速読んでみました。

概要や、参考になった点(子供との関わり方、育て方)を中心にレビューさせていただきます。

「お母さんの『敏感期』」

モンテッソーリ教育の第一人者:相良敦子さん

作者は日本のモンテッソーリ教育の第一人者、相良敦子さん。

モンテッソーリの考え方や教育方法を家庭でも実践できるよう、講演会や執筆活動を通して積極的な普及活動をして来られた方です。

モンテッソーリ教育と「敏感期」

「敏感期」
=特定の事柄に特別な感受性を発揮する時期のこと

まず、本のタイトルにもなっている「敏感期」について。

「敏感期」は、生き物が成長の過程で「ある特定の機能」を成長させるため、特別に際立った感受性を発揮する時期を指します。

例えば、一定の順序にこだわる「秩序の敏感期」、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が特別に鋭くなる「感覚の敏感期」…。

これらの敏感期を通過して成長していく子供たちに対して、親はどう関わっていくべきなのか。この本では、具体的なセリフと実例を交えて分かりやすく解説されています。

就園時期(3歳~5歳)の3つの敏感期

就園時期(3歳~5歳)に特に鋭敏になるのが以下の3つの敏感期。

①秩序の敏感期
②運動の敏感期
③感覚の敏感期

作中では、それぞれの敏感期に関する分かりやすい解説と、対応の仕方が具体的に示されていました。順を追って見ていきますl

秩序の敏感期

秩序の敏感期は「自分が自分の行動の主人公でありたい」という気持ちの表れ。特定の手順や持ち物(衣類など)に非常にこだわります。

ex.)「このお洋服じゃないとだめ」「幼稚園までの道順が同じでないとだめ」など。

ただの「イヤイヤ期」として捉えてしまいがちですが、「自発性」や「知性」の芽生えでもあり、とにかく親が忍耐強く見守ってあげることが大切だそうです。

運動の敏感期

続いて、運動の敏感期は「全力を出し切ることを決して惜しまない」時期。この時期は何かに力いっぱい取り組む経験を積極的にさせてあげるのに最適だそうです。

平衡感覚など体の大きな部分を使う感覚に加え、指先の運動能力も大きく発達するため、「折る」「切る」「貼る」「縫う」などの基本的な動きを反復することも大切。

確かに、娘の園(モンテッソーリ園)でも折り紙を使った工作や縫物に頻繁に取り組んでいます。

この基本動作をしっかり身につけることは、鉛筆を持って上手にコントロールする(筆圧)能力にも繋がるため、小学生以降の学習にも大きく役に立ちます。

ちなみに、「筆圧」は「くもん」でも非常に重視されているのを感じる…。

感覚の敏感期

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が際立って鋭敏になるのもこの時期。自然の中で緑の香りを嗅いだり、土に触ったり、色々な刺激を与えてあげたいものです。

味覚に関しては、所謂「食育」の大切さについても触れられていました。

このように、敏感期について詳しく知るだけでも、子供との関わり方が具体的に見えてくる気がします。

「学ぶ力」をどうつけるか

この本で、最も参考になったのが「学ぶ力」についての考察。

相良さんは「学ぶ力」を「自分で学び自分で取り組む力」と定義しています。

大人の役割=やり方を上手に教えてあげること

幼稚園児に関しては、勉強云々というより、日常生活の中で必要な「動き方」を身につけることが何より大切(モンテッソーリ教育では自分の身の回りのことを自分で整える能力が非常に重視されています)。

大人の役割は日常生活の一切合切を手伝うことではなく、「やり方を上手に教えてあげること」。

この「上手な教え方」が非常に参考になったので少し詳しく触れさせていただきますね。

【「動き方」の教え方】

①対象を一つだけ取り出す
②動作を分析し、順序だてる
③難しいところをはっきりさせる
④動作を見せる間は言葉は使わない
⑤正確に実行し、精密なところに心をこめる
⑥教えながら教える
⑦自分からする自由を与える

例えば、ハンカチの畳み方を教えたいとき。

ハンカチ以外のものは片づける。ハンカチだけに視線が行くように周りを整える。

そして、正確にゆっくり、順番にハンカチを畳んでいきます。明確にはっきりと動くことが何より大切。難しいところは繰り返し示します。

子供の集中力が途切れないよう、言葉は使わず、とにかく精密に行為を完成させる(ハンカチを畳み終える)ことが子供の興味を引きつけるそう。

教えながら教える」というのはモンテッソーリ園でよく使われる言葉で、子供の間違いを即座に訂正せず、忍耐強く見守ってあげましょう、ということ。失敗しながら上達していく過程を穏やかに見守り、励まし続けることが大切です。

また、練習を強制せず、「やってみよう」と自ら取り掛かるタイミングを待つことも忘れてはいけません。

ハンカチの畳み方を例にとりましたが、これって日常生活の全てに応用できる。

例えば、お風呂での体の洗い方、食事の配膳の仕方、朝の身支度の整え方…。忙しいと、つい親が直接手を出してしまいがちですが、出来るだけこのやり方で「動き方」を教えてあげるようにしたいな、と考えを改めました。その分時間はかかるけど…。

教育の最大のテーマは「じりつ」を目指すこと

また、モンテッソーリ教育の最大の目標は「じりつ(自立、自律)」を目指すこととも書かれており、これにも大変共感しました。

もう少し噛み砕くと、自分の頭でよく考え、自分の体をよく使い、自分のやりたいことを自分で追求したり展開できる力を身につけること

確かに、それさえできれば、世の中がどんなに変化しても生きていける人間になれる気がします。

子供と一緒に学ぶ、成長する

読みごたえがありますが、具体的なエピソードが満載なのでとても読みやすい一冊でした。

敏感期について詳しく知るだけでも、子供との関わり方や気持ちの持ちようが変わってくる気がします。とにかく子供を観察して、何にこだわっている(敏感になっている)のかを発見するのが大切ですね。

「動き方の教え方」は明日からでも早速実践したい。

タイトルの「お母さんの『敏感期』」には、かけがえのないこの時期に、子供と一緒に親も学び、ともに成長していきましょう、という相良さんの熱い思いが込められている気がしました。

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