娘(2歳)の読書記録
ワーママ生活2年目。
毎日が慌ただしく過ぎ去っていきますが、
親子のコミュニケーションの場として、子供の感情や想像力を育むツールとして、
読み聞かせの時間は意識して作っています。
図書館で何冊か借りて返却期限までに何度も読む、というのが最近のリズム。
読書記録もかねて、借りた絵本を順番に紹介させていただきます。
ぽつぽつぽつ、だいじょうぶ?
書誌情報
著者:しもかわらゆみ 出版社:講談社 出版年:2017年 定価:1300円+税 ページ数:32ページ
あらすじ
ぽつぽつぽつ。小さなねずみさんに雨粒がかかります。
でも大丈夫、ねずみさんは小さなキノコを傘の代わりに抱えます。うさぎさんの傘は人参の葉っぱ、喧嘩していたたぬきさんときつねさんは大きな葉っぱを相合傘にして仲直り。色んな動物がそれぞれお気に入りの傘をさして雨をしのいでいます。
ぽつぽつ、ぱらぱら、さらさら、ざあざあ…。どんどん変わる雨模様。ざわざわざわっと風が吹いて…あ!雨が上がったようです。
水たまりをみんなでジャンプしてどこかに遊びに出かける動物たちでした。
▽絵本ナビ▽
ぽつぽつぽつだいじょうぶ?
感想・娘の反応
以前もご紹介した、しもかわらゆみさんの作品です。

毛の一本一本までリアルなのに、表情豊かで愛らしい動物たちの絵柄には大人も思わずきゅんとしてしまいます。
動物たちが、きのこや葉っぱなど身近なもので上手に雨をしのぐ様子に娘も興味津々。最近雨の日が多く、「傘」や「長靴」など雨グッズに関心を持ち始めた時期だったのでタイミングが良かったかもしれません。
おとなりさん
書誌情報
著者:作:きしらまゆこ、絵:高畠純 出版社:BL出版 出版年:2006年 定価:1300円+税 ページ数:32ページ
あらすじ
森の奥に赤い屋根と青い屋根、2軒の家が建っています。
赤い家に住んでいるのはニワトリさん。お日様が登るころに起きてきて、ごはんを食べたり遊んだり気ままな生活を楽しんでいます。
ある日、青い家に誰かが引っ越してきました。「おとなりさん」が気になるニワトリさんは、家の前を行ったり来たりしますが、何日経っても誰も姿をあらわしません。
それもそのはず。引っ越してきたのはフクロウさん。お日様が沈むころに起きてきて、お日様が登るころには寝る生活。ニワトリさんとはすれ違い。
ある日「おとなりさん」と遊びたくて、いてもたってもいられなくなったニワトリさんは、青い家のドアに手紙を貼ります。「あしたよかったらうちにあそびにきませんか?」。手紙を見つけて、フクロウさんも大喜び、「ぜったいいきます」とお返事を。
約束の日がやってきて、朝から張り切って用意するニワトリさん。フクロウさんもいつもより早く起きて、夜が来るのを待っています。夕方になり、「もう来ないのかな?」と様子を見に出たニワトリさんと、「そろそろいいかな?」とドアを開けたフクロウさんがやっと顔を合わせます!
それから、二人は会えなくてもおはなしできるよう、お家の間に掲示板を立てて、いろんなやり取りを楽しむのでした。
▽絵本ナビ▽
おとなりさん
感想・娘の反応
すれ違い続ける「おとなりさん」にハラハラさせられる絵本です。やっと二人が会えた時は「よかったね~」と娘と大喜び。
ユーモアとやさしさに満ちた素敵な作品。「おとなりさんに会いたい!」と一生懸命に行動するニワトリさんの姿はいじらしくて心打たれます。高畠さんのほのぼのとしたイラストもストーリーにぴったり。
お互いの生活スタイルを尊重して、掲示板で交流できるように工夫するラストも良いな、と思いました。ラストシーンの挿絵は掲示板のアップなのですが、そこには「ふくろうさんにこれプレゼント!きょうまちでみつけたよ!これをかけるとひるでもよるみたいなんだって」という、ニワトリさんからのメッセージとサングラスが添えられています。
読み終わるとほっこり、笑顔になれる作品です。
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